2007年12月28日
オンラインによる登記事項証明書請求
法務省オンライン申請システムについての不満をWeb上で拾ってみると、次のとおり事前準備作業と電子納付の方法に関するものがほとんどです。
| ● | 正直な話、当社のほかのメンバーに、教える気力も出てこないくらい不親切な作りです。「オンラインシステム」しかり「申請書作成ソフト」しかり「電子納付の方法」しかり。サイトのFAQもなってない。 |
| ● | 「事前準備」とかの手順が多くて少々めんどくさい感じがします。あれやこれやとインストールせにゃならんので、あまりパソコン慣れてない人は途中でイヤになるかもしれませんな。 |
| ● | とにかくしなくちゃいけないことが多くて面倒くさい。途中うまくいかなくて何度挫折しそうになったことか。 |
| ● | 申請書作成支援ソフトのダウンロードをする場所を見つけるのがなかなかできなくて、エ?ここ?という場所にあった。 |
| ● | インターネットバンキングの申込みをすればよいのかと思ったら、「ペイジー」というサービスの申込みもしなければならないらしい。 |
| ● | 電子納付で戸惑う。インターネットバンキングのどこから納付するのかわからなかった。30分以内に納付しないといけないというのに追われ、あせってしまった。 |
皆さんのご意見(誤解も含めて)ごもっともだと思います。しかし、インターネットで登記簿謄本(登記事項証明書)を請求すると,窓口請求や郵送請求の場合の手数料1,000円が700円(返送用の郵送料込み)と割引されますから、これを利用しない手はありません。ここでは、登記事項証明書をオンライン請求するための事前準備作業と登記事項証明書請求の手数料の納付方法について紹介しますので、ぜひ参考にして利用してみてください。 まず、事前準備作業に役立つポイントをいくつか以下に示します。
- デスクトップやマイドキュメントなどの任意の場所に新しいフォルダ(▼画像参照)を作成しておき、事前準備作業に必要なファイルを全てそこにダウンロード(DLサイトは▼)します。a:インストーラ b:JRE c:自己署名証明書(
2008年6月23日から「政府共用認証局」から発行される証明書に変更され、ファイル名は「APCAroot」となりました。) d:バッチファイル e:登記申請書作成支援ソフトウェア 
- JREは必ず利用可能なバージョン(▼左画像の赤四角で囲んだ部分がJREのバージョン)をインストールします。JREのバージョンが異なると、4のバッチファイル実行時にエラーとなります(▼右画像)。


- 1で保存したインストーラの解凍(事前ガイド31頁)の際は、解凍先(▼図1の赤丸で囲んだ部分)を変更しないでOKボタンをクリックし、解凍後に生成される「moj_shinsei」フォルダ中のセットアップファイル(▼図2の青四角で囲んだ部分)を実行します。


- 1で保存したバッチファイルの解凍(▼図1参照)後に生成される「setca」フォルダの中に「MOJRootCA」ファイル入れて(▼図2参照)から、「setca」フォルダ中のバッチファイルを実行(事前ガイド38頁)します。


- WindowsXP SP2では、セキュリティを強化する目的でポップアップブロック機能が追加されていますので(▼画像の赤丸で囲んだ部分)、初期状態でオンライン申請システムにログインすると、途中で処理が中断されてしまいます。
この対処法はこちらへ
- 登記申請書作成支援ソフトウェアには、不動産・商業それぞれのマニュアル(PDF)が用意されており、登記事項証明書送付請求書の作成・送信手順についても説明されています。なお、ソフト起動時には[バージョン確認]ボタンをクリックして新バージョンのリリースを確認し、リリースされていれば全てをアップデート(▼図UP参照)します。


- 事前準備作業が全て完了したら、1でダウンロードしたファイルを新しいフォルダごと削除してください。
次に、登記事項証明書の手数料の納付についてですが、ペイジーが利用可能な金融機関のインターネットバンキングまたはATMを利用して行います。なお、ペイジーを使うために特別な手続きは要りません。納付手順の概要は以下のとおりです。
- 請求書情報送信後に納付情報メールを受信したら、処理状況一覧画面で納付情報欄の[表示]ボタンをクリック(▼図1)
- インターネットバンキングを利用する場合は、納付情報画面で[電子納付]ボタン(▼図2の赤四角で囲んだ部分)をクリック−表示される画面でお使いの金融機関を選択−ログインして払込(▼図3〜4)
- ATMを利用する場合は、電子納付情報を印刷(▼図2参照)−ペイジーが利用可能なATMがある金融機関に出向く−ATMのメニュー画面で[税金・料金払込み]を選択−必要事項(▼図2の青四角で囲んだ部分)を入力して払込
ATMの利用例はこちらへ




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1. オンラインによる登記事項証明書請求 [ さわちゅうの法的・私的チュートリアル ] 2008年01月03日 06:46
オンラインで謄本をとるのか,それともオンラインで登記事項証明書請求をするのか,指示されたときに若干の混乱をきたすときがあるさわちゅうです。 安達先生が,「登記事項証明書をオンライン請求するための事前準備作業と登記事項証明書請求の手数料の納付方法について紹....
この記事へのコメント
1. Posted by
さわちゅう
2008年01月03日 06:49
いつも(非常に)参考にさせていただいてます。
うちの事務所でも本当に苦労しています。
先月の26日に全PCでオンライン申請システムが
動かなくなり,危うく登記業務が…。
もう少し,何とかならないのかなぁ…
というのが正直なところです>オンラインシステム
さわちゅう さん
コメントありがとうございます。
法務省がシステム開発を業者に丸投げ!?した結果、できたシステムが非常に使いづらいものとなり、それがオンライン利用率の低下を招いています。数字の引き上げにはシステムの改善が一番なのでしょうが、実現には更なるコストが掛かります。結局、手数料の引き下げのような小手先の対策しかできないのでしょう(-_-;)
---安達司法書士---

