安達司法書士.comブログ:氾濫する広告に物申す - livedoor Blog(ブログ)

2009年07月22日

氾濫する広告に物申す


当方は通勤に御堂筋線を利用していますが、その日の朝もいつものように同じ車両の同じ位置に乗り込むと、車内の中吊り広告がすべてある司法書士事務所のもので埋め尽くされていました。その紙面には「借金問題を解決」「払いすぎた利息が戻ってきます」の文字が躍っていました。そういえば昨年ぐらいから、テレビで過払い請求に関する司法書士事務所・法律事務所のスポットCMをよく見かけるようになりました。一時は女性タレントやチワワを使ったサラ金のイメージCMがテレビに氾濫していましたが、これに取って代わったかのようです。

『こんなに広告を打てるってことは、相当儲けてるんだろうなぁ』というのが、これらの広告を目にした人の素直な感想ではないでしょうか。ただ、氾濫する司法書士・弁護士の広告に違和感を感じる人が少なからずいることも事実です。一方でメディアは、司法書士と弁護士とが新たな需要の掘り起こしに躍起になっていると面白おかしく伝えています。

弁護士のテレビCM急増 出稿量は大企業並み
 これまでテレビCMには縁のなかった弁護士事務所の広告出稿量が急増している。背景には、消費者金融などから借金した人が払いすぎた利息を取り戻す、過払い金返還請求と、それを巡る弁護士と司法書士との「依頼人の奪い合い」がある。10数人の事務所で、広告費に月間数千万円をかけているようで、「大企業並みのCM攻勢」(企業の広報関係者)なのである。
 世界的な景気悪化で企業が広告費をしぼっている中で、テレビCMの出稿企業が様変わりしつつある。自動車やAV家電などの商品CMの露出が減り、パチンコや通信販売などのCMが増えている。これに、最近目立ってきたのが弁護士事務所。これまでテレビCMとはほとんど縁がなかっただけに、目にした人はちょっとした驚きがあるかもしれない。
 かつて、弁護士の広告活動は「弁護士としての品位を落とす」などの理由で禁じていたが、2000年に解禁。当初こそ、新聞やバス・電車の車内広告で見かける程度だったが、それが最近はテレビCMにまで「エスカレート」した。
 テレビCMが増えた背景には、消費者金融業者などへの「過払い金の返還請求」がある。多重債務者の救済目的もあって、弁護士らが「払いすぎた利息分を取り戻せる」と債務整理を呼びかけた。
 一方で、司法書士との「競争」は激しい。司法書士は、新たに債務整理に参入したこともあってPRに熱心。とくに若手は登記業務の仕事が少ないため、「広告でニーズを掘り起こせて、かつ報酬のよい債務整理に飛びついた」(司法書士)。司法改革で弁護士自身も増えたので、競争はさらに激しさを増している。
 ただ、最近は、報酬にからむトラブルや、依頼者の承諾なしに多重債務の任意整理を進めたり、勝手に消費者金融業者(債権者)などと和解したりして、懲戒処分を受ける弁護士が出てきた。宣伝・広告の「行き過ぎ」を指摘する声も出ている。
2009/7/19 J-CASTニュースより

ちなみに、司法書士・弁護士の広告を題材にした記事は今回が初めてではありません。例えば、「弁護士VS司法書士 法律家の“広告戦争”が過熱」(2009.4.8産経新聞)。

もちろん、当方は司法書士・弁護士の広告は禁止すべきなどと言うつもりはありません。むしろ逆です。現に、当方はこのブログやHPを広告媒体として使用しています。氾濫する広告によって規制強化に逆戻りしないか危惧しているのです。最悪の結果を招かないためにも、我々司法書士は節度ある宣伝・広告を行うよう心がけるべきです。

ある著名な弁護士がテレビで、『我々は人様の不幸で飯を食わせてもらっている。だから、事務所に招き猫などは置いてはいけない』と話されていたのを思い出します。


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horiemon3_ at 18:29│Comments(3)TrackBack(0)思いつくままに 

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この記事へのコメント

1. Posted by 改革推進!   2009年11月23日 14:42
広告規制は憲法違反、独占禁止法違反ですよ。

もし既得権益を守りたい側が統制をするなら、われわれは国民を代表する裁判所や公正取引委員会に訴え出るべきなのです。

改革推進! さん
コメントありがとうございます。
自由な広告活動を否定したわけではありません。
自らの首を絞めることに繋がらないように、
見る側に嫌悪感を抱かせないような広告活動を提案したつもりなんですが^_^;
   ---安達司法書士---
2. Posted by 業界は狂ってる   2010年09月26日 02:39
ああいう 広告をみるたびにこの人達は 自分達の商売の事しか考えて無いんだな‥ と思うね。債務整理をすると、その人個人の信用では一生 住宅や公的ローンは組めないですよ‥(高額、低金利のローン) 実際は情報機関の7年程度の登録期間を過ぎても無理!(理由は教えず審査通りません)一生の内にはキャッシュで払えない物も沢山有るはずです
そういうリスクを十分説明した上で債務整理を薦めるなら まぁ 仕方がないですがね‥

業界は狂ってる さん
コメントありがとうございます。
専門家としての知識・倫理観が問われているのでしょうね。
   ---安達司法書士---
3. Posted by 俊さま   2011年02月05日 10:18
5 小浜線の撮影からブログに入りました。
最近何故債務整理の広告が増えたのか?CMの規制解禁でもあったのか、ローン会社が債務返済の業界に鞍替えしたのか?と勘繰っておりました。
私も「人様の不幸」に関連する仕事に従事しておりますが、前向いて働いている人達が報われる世の中になって欲しいと切に思います。

俊さま さん
コメント有難うございます。
本当にそうですね(-_-;)
依頼者の気持ちを考えた対応を心掛けたいものです。
   ---安達司法書士---

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