秋の三岐鉄道・樽見鉄道撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2012年10月08日

秋の三岐鉄道・樽見鉄道撮影記

10月に入り、長く続いた残暑もようやく終わりを告げたようです。朝晩めっきり涼しくなり、日が暮れるのも早くなって、いよいよ本格的な秋の始まりです。


3連休中日の7日、台風17号のため予定より一週間延びましたが、三重・岐阜のローカル鉄道を巡りました。名神高速道路・新名神高速道路を経由して、東名阪自動車道を四日市ICで降り、まずは三重県最北端の「いなべ市」を走る三岐鉄道(さんぎてつどう)へ。同鉄道は、旅客輸送とセメントを中心とした貨物輸送を行っている三岐線と、線路幅が新幹線のほぼ半分の762mmというナローゲージを採用している北勢線の2路線を有しています。


三岐線とソバ畑三岐線の伊勢治田(いせはった)〜丹生川(にゅうがわ)駅間の青川橋梁から撮影開始。鉄橋の両側には、沿線の秋の風物詩であるソバ畑が一面に広がっています。先週の台風で花が心配でしたが、まだ結構小さな白い花が残っています。ただ、10月にもなるとさすがに白い絨毯ではありませんが…。画は(クリックすると拡大します)、ソバ畑を前景に走り抜ける801系(元西武701系)による下り電車、撮影時刻は10:13、青川橋梁の南東側から106mm相当で撮影。奥に見えているのは、石灰岩を採掘するために大きく削られた藤原岳。


北勢線と彼岸花三岐線と北勢線は員弁川(いなべがわ)を挟んでほぼ並行して走っており、掛け持ち撮影は十分に可能です。北勢線の麻生田(おうだ)〜楚原駅(そはら)駅間にあった旧上笠田駅付近に移動します。そこは北勢線の定番撮影地の一つで、狭い線路の両脇に彼岸花が咲き誇っています。画は(クリックすると拡大します)、近鉄時代から使われている270系による上り電車、撮影時刻は10:48、不自然な姿勢から90mm相当で撮影。青い空、真っ赤な彼岸花、そして黄色い小さな電車、コントラストがとても美しい。


セメント貨物と彼岸花国道421号を経て、「ミルクロード」と呼ばれている三重県道140号に入り、再び三岐線に戻ります。三岐線の魅力は何と言っても、JRを除く私鉄では唯一運行されているセメント貨物列車。丹生川〜三里(みさと)駅間の県道の陸橋下あたりの有名撮影地で狙うことにします。稲刈りが終わった田んぼの畦や線路端に咲く彼岸花。周りは色褪せた花も目立ち始めました。画は(クリックすると拡大します)、ED45形ELが重連で牽引するタキ1600形16両編成の3714列車、撮影時刻は11:28、57mm相当で撮影。長大編成の貨物列車がゆっくりと通過して行きました。


昼食は「いなべ市」にある農業レストラン「フラール」で。800円のランチバイキングは値段相応のサービスと料理の品数…。食事を終えて、岐阜県の樽見鉄道を目指します。


樽見鉄道と彼岸花桜の季節になると多くのカメラマンで賑わう樽見鉄道(過去ログ「桜の樽見鉄道撮影記」をどうぞ)。しかし、樽見鉄道は桜だけではありません。彼岸花の時期に是非訪れたいのは、十九条〜横屋駅間の犀川の堤防。真っ赤に染まった土手と列車を絡めることができます。画は(クリックすると拡大します)、犀川橋梁を渡る単行のハイモ295-516、撮影時刻は14:23、土手の下から51mm相当でローアングル撮影。猛暑の影響で彼岸花の開花が遅れたとは言え、10月も中旬に入ろうとする今でも鮮やかに咲いています。


彼岸花が終わると、コスモス、そして紅葉へと、日々秋が深まっていきます。

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