2010年02月09日
雪の東海道線撮影記
先週の日本列島は、すっぽりと冷蔵庫に収まったような大変寒い日々が続き、6日(土)は関ケ原付近の大雪で新幹線も遅れが出ていました。私は以前から、雪を被った伊吹山(滋賀県と岐阜県の県境)を背景に東海道線を快走する列車を撮影してみたいと思っていたのですが、休日と雪の後の晴天という自然条件が上手く合わず、これまで実現できずにきました。
7日(日)の朝、現地の天気情報を確認すると午前9時頃からは晴れとなっています。それではと11時前に大阪を出発し、名神・吹田ICから北陸道・米原ICまでとばし、国道21号線を経由して約2時間ほどで、伊吹山をバックに東海道線の上り列車が狙える有名な撮影場所(いわゆる「お立ち台」)に到着しました。このお立ち台は東海道線の近江長岡〜柏原間(次が関ケ原)の線路を横切る道路ですが、何人かの先客が踏切の手前まで三脚を立てて並んでいました。
青い空の下で白く輝く雄大な伊吹山、天気に感謝です。ここで特急「しらさぎ」(☞画を押すと拡大します)を撮影した後、ここから1.5Kmほど北にある次のお立ち台に移動しました。ここは新幹線の背後に伊吹山を入れて撮影することができるポイントですが、すでにカメラの放列が出来ていました。この時簡にカメラを構えているお仲間の狙いは、私同様、今月いっぱいで東海道新幹線から引退する500系車両のはずです。500系は鋭く伸びたロングノーズと丸みを帯びた独特の車体形状で人気がありますが、このスタイルが災いし、居住性の乏しさ、使い勝手の悪さから乗降客の多い東海道から引退することに…。
500系「のぞみ」(☞画を押すと拡大します)の撮影を終えると機材を撤収して帰路につきました。現地滞在時間2時間の慌ただしい移動でしたが、天気にも恵まれ充実した一日を過ごすことができました。
なお、本記事の画はすべて、銀塩フィルムをデジタル化して作成したものです。
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