実りの姫新線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2010年09月27日

実りの姫新線撮影記

「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、雨の秋分の日を境に急に涼しくなり、秋の訪れを感じるこのごろです。すがすがしい秋晴れの昨日、田園風景の中を走る列車を撮りにJR姫新線に出かけました。姫新線は、その名のとおり兵庫県の姫路駅と岡山県の新見駅を結ぶ路線で、中国山地の山間をディーゼルカーが走る典型的なローカル線。沿線の兵庫県佐用町が、昨年8月の豪雨水害で大きな被害を受けたことは記憶に新しいところです。


「トラちゃん田んぼ」とキハ120形まず向かったのは、中国自動車道の作東ICを降りてすぐの所にある、色の異なる古代米の稲を使って阪神球団のロゴやマスコットキャラクターを描いている田んぼ。田んぼアートがマスコミに採り上げられたこともあり、今ではすっかり「トラちゃん田んぼ」として岡山県美作市の名所になっています。加えてすぐ横を姫新線が走っていることから、虎ファンを含めた一般の見物客だけでなく、撮り鉄にとっても絶好の被写体です。画は(画を押すと拡大します)、ICへの取り付け道路から俯瞰して、美作江見駅11:11発のキハ120形単行を100mm相当で捉えたものです。


満開のソバ畑を通るキハ120形美作市から隣の佐用町にかけては休耕田を転用したソバ畑をあちこちで見かけます。次のカットはソバの花と列車を絡めた画を狙うこととし、以前どこかのサイトで見た美作江見駅近くの線路端のソバ畑に向かいました。トラちゃん田んぼから国道179号線を西に5分ほど走り、美作江見駅を過ぎて1km位で線路を跨ぐと右手に見覚えのある光景。白い花が満開のソバ畑からローアングルで、美作江見駅12:05発のキハ120形単行を70mm相当で撮影(画を押すと拡大します)。


秋を行く姫路色最後のカットを撮りに、先に触れた水害で多くの犠牲者を出した佐用町に入りました。夏には休耕田に植えられたヒマワリ目当てに多くの観光客プラス撮り鉄がこの町を訪れますが、この時期は元の静かな田舎町に戻ります。取りあえず「味わいの里 三日月」でしっかりした歯ごたえの手打ちソバを食した後、撮影地である三日月駅から近い宝蔵寺地区に移動。黄金色の田んぼでは刈り取り作業の真っ最中。畦道には赤い彼岸花。ステンレス車体の最新型車両に混じって、赤とオレンジに塗り分けられた姫新線専用のキハ40形もまだまだ健在。画は(画を押すと拡大します)、三日月駅14:47発の普通列車を105mm相当で撮影。


撮影を終え佐用ICに3時半に入りましたが、すでに渋滞の名所である宝塚東TNから14kmの渋滞表示。それでも6時に帰宅、お疲れ様でした。

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