晩秋の伯備線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2010年11月22日

晩秋の伯備線撮影記

今年はデジタル一眼の購入を契機に、撮り鉄に本格復帰。これまで四季折々の鉄道風景を撮り続けてきました。後は晩秋の風景、言うまでもなく紅葉です。というわけで、昨日、以前から気になっていたJR伯備線に出かけて来ました。


伯備線は、岡山県の倉敷駅から新見駅を経て、鳥取県の伯耆大山駅に至る山陽地方と山陰地方を結ぶ重要路線。昼間の特急だけでなく、寝台特急「サンライズ出雲」や貨物列車も運転されています。今回の撮影場所は、渓谷を駆け抜ける列車を撮影できるポイントが多く、大阪からもアクセスし易い、井倉駅と方谷駅間に絞りました。


紅葉の井倉峡を行く特急「やくも」さて、中国自動車道を新見ICで降りて、国道180号線を岡山方面に向かいます。伯備線と共に高梁川に沿って20分も走れば、カルスト台地が浸食されてできた鍾乳洞「井倉洞」の看板が目に入ります。いよいよここからが、高梁川がつくる峡谷「井倉峡」になります。川に沿って大きく蛇行して鉄道橋の下をくぐり、落石防止シェルターを抜けたら撮影地。「絹掛の滝」の表示のある駐車帯から、対岸の絶壁にへばりつくように走る列車を捉えます。画は(クリックすると拡大します)、紅葉の井倉峡を行く特急「やくも10号」、撮影時刻は10:45、55mm相当で撮影。周辺の紅葉はもう数日早ければという状況。川の水量も少なく、イメージしていたものとは異なりますが、風景写真は自然相手ですから(笑)


晩秋の渓谷を駆ける特急「やくも」国道180号線は、右手に伯備線の広石信号場を見ると、直に半円を描いて線路とクロスします。その地点が次の撮影ポイント。国道上から、第5高梁川橋梁を渡り、トンネルに侵入する直前の下り列車を狙います。このポイントは南向きで終日逆光気味ですから、太陽が真上に来る昼前後がお勧めです。画は(クリックすると拡大します)、晩秋の渓谷を駆けるパノラマ型特急「やくも9号」、撮影時刻は11:59、85mm相当で撮影。なお、国道には歩道がないので、脇を通過する大型トラックには十分な注意が必要!


紅葉の高梁川を渡る213系二番目のカットを撮影後、500mほど方谷駅寄りにある少し広くなった路側帯まで移動。ここは、先ほどの第5高梁川橋梁を渡る列車を横から狙うことができます。架線柱が邪魔ですが、橋梁を渡る列車をお手軽に撮影でき、何よりも徒歩でのアクセスが容易なポイント。画は、紅葉の高梁川を渡る213系普通列車、撮影時刻は12:12、120mm相当で撮影(クリックすると拡大します)。これで伯備線での撮影は終了。


来た道を新見市中心部まで戻ります。昼食はJAあしん広場にある焼肉『千屋牛(ちやぎゅう)』の牛丼500円。アメリカ産牛肉の丼が380円であることを考えれば、黒毛和牛の丼が500円、しかも味噌汁・小皿付きとくればお得感がありますが、味は値段相応といったところ。


紅葉の城山公園をバックに走るキハ120形最後のカットは、新見駅近くで姫新線を撮影。駅前の県道8号線を高梁川に沿って右手に進み、ガソリンスタンド前の「柳橋」で左折して橋の上から右手を見ると、姫新線の鉄橋、その奥に赤や黄色の木々に覆われた城山(じょうやま)公園を望むことができます。新見市の桜の名所として有名な城山公園は、紅葉の名所でもあるのです。伯備線撮影の折には是非寄りたい撮影地です。画は(クリックすると拡大します)、紅葉の城山公園をバックに走るキハ120形単行、撮影時刻は14:24、150mm相当で捉えたものです。


天候もまあまあで、無事撮影も終了。お馴染みの渋滞に巻き込まれながらも何とか夕食までに帰宅しました。

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