2010年12月28日
年末の湖西線撮影記
何とはなしに気忙しい時期ですが、クリスマス寒波の到来で滋賀県北部も雪と聞いて、26日の日曜日、雪景色を期待してJR湖西線に出かけました。湖西線は、その名の通り琵琶湖の西側を走り、関西と北陸を結ぶショートカット路線。昼間の特急「サンダーバード」、寝台特急の「日本海」・「トワイライトエクスプレス」から普通列車用の「国鉄型車両」、そして貨物列車まで様々な車両がこの線を通ることから、車両中心の撮り鉄にも人気がある路線の一つ。
まず向かったのは、蓬莱駅と志賀駅間の定番ポイント。名神高速道路・京都東ICから湖西道路を走って和邇ICで降り、県道311号を経由して湖岸沿いの県道558号線を進みます。蓬莱駅前を通過して「びわ湖バレイ口」の看板が見えたらそこが撮影地。ただ、実際の撮影はポイントの数キロ手前で行いました。家を出るのが遅れたため、定期列車では残り一往復となった特急「雷鳥」の通過時刻に間に合いそうもなかったのです。画は(クリックすると拡大します)、485系特急「雷鳥8号」、撮影時刻は9:24、シャッタースピード1/30秒、200mm相当で流し撮り。ホワイトバランスをいじって遊んでみました。
次は、雪の比良山系をバックに駆け抜ける列車を狙います。それにしても、国道161号線を北上しても全く雪がありません。高島市の弘川ランプから県道54号を進み湖岸に出ます。中庄浜の交差点で左折すると、正面に近江中庄駅、その奥に雪を被った山々が見えてきます。撮影ポイントは、線路の盛り土に沿ってマキノ方向に行ったところにあるビニールハウス横の畦道。もちろん田んぼにも雪はありません。画は(クリックすると拡大します)、683系特急「サンダーバード14号」、撮影時刻は10:44、100mm相当で撮影。
湖西線はマキノ駅を過ぎて、撮り鉄にも有名な「清水桜(しょうずのさくら)」を右手に見ると、永原駅に抜ける峰山トンネルに向かって上っていきます。並行する国道161号線も峠道、登坂車線を走ると頂の手前に脇道があります。そこは、トンネルに入る直前の列車を俯瞰撮影できるポイント。近くには「道の駅マキノ追坂峠(おっさかとうげ)」があり、食事を取ることもできます。当方もここで食事を取って時間を過ごし、札幌行き豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」の通過予定時刻の40分前にお立ち台に移動。「トワイライトエクスプレス」は先週の寒波で運休が続いていただけに、出かける前に調べていたとはいえ、EF81のヘッドライトが近づいてくるまでの時間が長く感じられました。画は(クリックすると拡大します)、峰山トンネルに向かう「トワイライトエクスプレス」、撮影時刻は13:30、280mm相当で撮影。
来た道を戻る途中、湖西路らしい風景をバックに走る列車を狙いに近江高島駅に寄りました。撮影ポイントは、駅の西側に広がる住宅地の先の田んぼの畦道を上がった杉林の下の高台。お立ち台からは、琵琶湖の内湖である「乙女ヶ池」と城下町の風情を残す家々、その奥に広がる琵琶湖、そして対岸にうっすらと雪を抱いた山々を望むことができました。画は(クリックすると拡大します)、113系湘南色の近江今津行き普通列車、撮影時刻は15:06、150mm相当で捉えたものです。
これで今年の撮り納めです。そして、今日は仕事納め。一年間、お疲れ様でした。
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