冬の山陰線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2011年02月07日

冬の山陰線撮影記

大雪警報が続いていた兵庫県北部の但馬地域ですが、今月に入ってからは寒気が緩み、雪も一段落したようです。


さて、但馬といえば、但馬牛、松葉がに等の高級食材と温泉を思い出される方が多いと思いますが、鉄道ファンにとっては、JR山陰本線の「余部橋梁(あまるべきょうりょう)」も外せないポイントでしょう。山陰本線は言うまでもなく、京都駅から山口県下関市の幡生駅に至る長大な路線で、城崎温泉駅から幡生駅までは日本海沿いを通っています。昨日、その余部橋梁周辺の冬の但馬海岸を撮りに出かけました。


余部橋梁を渡るキハ189系「はまかぜ」大阪から中国自動車道、舞鶴若狭自動車道、北近畿豊岡自動車道を経由して、豊岡市内で国道178号に入ります。香住からはバイパスを走り終点の余部ICで降りると、高速道路と見間違うようなコンクリート製の高架橋が姿を現しました。かつての鮮やかな朱色の鋼鉄橋を知る者からすれば、これが余部橋梁というのが素直な感想。ふもとの集落から餘部駅まで細くて急な坂道を上がっていくのは以前と変わらず。ただ、線路の付け替えによってホームの位置が逆になったため、坂道の途中に「余部橋梁撮影ポイント」と「餘部駅」への分岐を示す看板が立っていました。画は(クリックすると拡大します)、余部橋梁を渡るキハ189系特急「はまかぜ1号」、撮影時刻は13:07、90mm相当で撮影したものです。


旧「余部鉄橋」を渡るキハ181系「はまかぜ」良い機会ですから、眠っていた昔のネガフィルムを引っ張り出してCD-ROMに起こしてみました。画は(クリックすると拡大します)、旧「余部鉄橋」を渡るキハ181系特急「はまかぜ4号」、撮影日は1993年11月です。やはり余部鉄橋にはクリームと赤の国鉄色の「はまかぜ」がしっくりきます。余部鉄橋、キハ181系のいずれも昨年で姿を消しただけに、今では貴重な一枚となりました。


冬の浜須井海岸を行くキハ47形先を急ぎます。来た道を香住まで戻り、そこから県道11号を竹野方面に進みます。但馬海岸の景色を眺めながら10分ほどで、右カーブの外側に数台分の駐車スペース。車を停めて先に進むと、右手に浜須井海岸を見渡せる場所があります。竹野駅から5km強の地点です。画は(クリックすると拡大します)、浜須井海岸を行くキハ47形下り普通列車、撮影時刻は14:23、80mm相当で撮影。手前の木々がうるさいので、通行の妨げにならないよう十分注意した上で、脚立を使って高い位置から撮った方が良いかもしれません。


冬の切浜海岸を行くキハ47形俯瞰ポイントが続きましたが、次は、前のポイントから車で5分足らずの切浜海岸に下りて、切濱集落の奥を走る列車を狙います。15時を過ぎると日は陰り始め、海からの風が身に凍みます。画は(クリックすると拡大します)、切浜海岸を行くキハ47形下り普通列車、撮影時刻は15:14、90mm相当で撮影。夏は海水浴客で賑わう切浜海岸も、冬には人影もなく淋しい限りです。


夕暮れの城崎を行くキハ189系撮影後の冷えた体を温めるにはやっぱり温泉です。というわけで、但馬の名湯、豊岡市の城崎温泉に寄りました。外湯の一つ「一の湯」に入浴後、温泉街の中央を流れる大谿川(おおたにがわ)に沿って歩き、同じく外湯の「地蔵湯」近くのポイントに移動。画は(クリックすると拡大します)、大谿川を渡るキハ189系特急「はまかぜ6号」、撮影時刻は17:14、シャッタースピード1/15秒で列車をぶらして撮影。葉がみな落ちてしまった柳の茶色がかった細い枝、川に残った雪から、冬らしさを感じてもらえると思います。


ここ数日の気温の上昇で雪はかなり融けたようですが、その分暖かく外でも過ごしやすい冬の一日でした。

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この記事へのコメント

1. Posted by 塩田   2011年02月09日 10:55
お久しぶりです。
東京の塩田です。
寒い日が続きますがお元気ですか?
毎年年賀状に列車の写真を載せているのは、ご自分で撮られたものだったのでしょか。
いつも感心して見させてもらってました。

塩田 さん
コメント有難うございます。
ブログご覧いただいたのですね!
昨年、カメラの買い替えを機に、年賀状用の写真撮影から本格的に撮り鉄に復帰です。
またコメントくださいね。
   ---安達司法書士---

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