晩冬の山陰線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2011年02月21日

晩冬の山陰線撮影記

2週間前に冬の但馬海岸を撮影してきたばかりというのに、昨日、また兵庫県北部の但馬地域に出かけました。先週半ばから急に春を思わせる陽気になりましたが、今年は雪が多かったので、内陸部にはまだ雪が残っているとのこと。そこで今回の撮影エリアは、山陰本線の玄武洞駅から竹野駅間に絞りました。


竹野川橋梁を渡るキハ47形豊岡市内で国道178号に入り、途中から県道1号を竹野町に向けて走ると、10分ほどで右手に竹野川に架かる赤い鉄橋が見えます。その鉄橋は、日本に三箇所しか現存しないラチス式桁(格子状桁)と呼ばれる非常に珍しい鉄桁を持つ「竹野川橋梁」、竹野駅から2kmほどの距離にあります。ちなみに残りの二つは、同じ山陰本線の浜坂駅手前の「田君川橋梁」、SLで有名な山口線の「徳佐川橋梁」です。画は(クリックすると拡大します)、竹野川橋梁を渡るキハ47形下り普通列車、撮影時刻は11:13、57mm相当で撮影。橋桁の特徴である斜め格子も見えます


芦谷トンネルへ向かうキハ189系「はまかぜ」竹野町からは、城崎温泉への最短ルートである県道9号を走ります。峠の鋳物師戻(いもじもどし)トンネルを抜けると、作家志賀直哉の名作「城の崎にて」にも登場する大きな桑の木 (現在の木は二代目)を案内する表示板が、左手道路脇に立っています。城崎温泉街を流れる大谿川(おおたにがわ)の上流部に位置し、この先で、「芦谷トンネル」へ向かって上り勾配の線路とクロスします。ここが次の撮影ポイント。画は(クリックすると拡大します)、峠の芦谷トンネルへ向かうキハ189系特急「はまかぜ1号」、撮影時刻は12:36、300mm相当で撮影。トンネルを抜けた列車は、右にカーブして先ほどの竹野川橋梁を渡ります。撮影後、城崎の街に入りました。


山陰本線は城崎温泉駅までが電化されており、大阪・京都と近畿地方北部を結ぶ特急「北近畿」・「きのさき」には、国鉄時代に製造された183系電車が使用されています。これが来月12日のダイヤ改正により、新型の287系電車に置き換えられ、特急「北近畿」は「こうのとり」と改称されます。それでは、183系を中心に撮影した、後半の画をご覧ください。

円山川に沿って走る183系「北近畿」
円山川に沿って走るJR西日本オリジナル色の特急「北近畿14号」
撮影時刻は13:36、円山川に架かる「結和橋(ゆうわばし)」を渡った対岸から225mm相当で撮影
クリックすると拡大します

豊岡市街に入るキハ189系「はまかぜ」
円山川に沿って豊岡市街に入るキハ189系「はまかぜ4号」
撮影時刻は14:28、玄武洞駅の裏手の小高い丘から300mm相当で撮影
クリックすると拡大します

玄武洞駅に進入する183系「きのさき」
玄武洞駅に進入する国鉄色の特急「きのさき8号」
撮影時刻は14:46、上記ポイントの北側から300mm相当で撮影
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但馬も日差しは暖かいのですが、山間部や川辺を吹く風はまだ冷たく、日陰には雪も結構残っていました。今季の雪の撮影はこれで終了です

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