初夏の山陽線・新幹線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2011年05月23日

初夏の山陽線・新幹線撮影記

岡山県東部を流れる岡山三大河川の一つ吉井川。その中流地区には、二本の鉄道橋が架かっています。一本は、瀬戸内市と岡山市東区の境に位置する山陽新幹線吉井川橋梁で、相生駅と岡山駅間にあります。もう一本は、山陽新幹線から4kmほど上流に位置する山陽本線吉井川橋梁で、熊山駅と万富駅間にあります。いずれの橋梁も、ファンの間では撮影ポイントとして知られた存在です。


昨日は、朝出かけるときは小雨模様、山陽自動車道に入ると豪雨、そして和気ICを降りるころには雲の隙間から青空も見え始めるという、変化の激しい天気。和気ICからは、国道374号、国道2号を経由して、20分で吉井川の東岸に到着。右手に山陽新幹線のコンクリート橋梁が見えます。


吉井川を渡る「さくら」国道2号から外れて川原に下りてみました。大雨で水量が増えた川は音を立てて流れています。この流れを大きく入れて撮影することにします。画は(クリックすると拡大します)、山陽・九州新幹線直通運転用N700系7000番台「さくら551号」、撮影時刻は11:44、88mm相当で撮影。7000番台のボディーカラーは、従来の白から青みがかった青磁器のような「白藍色」に変わりましたが、この微妙な青味を画で表現するのは結構大変です。 なお、来年春に引退する100系は、山陽・九州新幹線直通運転開始に伴い、すでに岡山駅より西へと活躍の場を移しています。


初夏の吉井川橋梁備前大橋を渡って対岸へ移動します。梅雨前の今の時期、川堤は黄色い花が咲き誇っています。この花は、北アメリカ原産のオオキンケイギクといい、見た目も鮮やかで絵にもなります。ただ、その強い繁殖力から在来種への影響が懸念されており、栽培等が禁止される特定外来生物に指定されています。各地で駆除作業も行われているようです。画は(クリックすると拡大します)、吉井川橋梁を駆け抜けるN700系「のぞみ21号」、撮影時刻は12:24、57mm相当で一面黄色に覆われた堤上の道路から撮影したものです。


吉井川橋梁を渡る115系新幹線の撮影を終えて山陽本線吉井川橋梁へ向かいます。吉井川東岸の県道79号を北上して弓削橋を渡り、川の西岸の道を進めば、定番ポイントの踏切。電車なら最寄の万富駅から歩いて15分。踏切での撮影は避けて川原に下りてみると、甘い香りの白い花が目に留まりました。ノイバラ(ノバラ)という日本の野生バラの代表種だそうです。画は(クリックすると拡大します)、吉井川橋梁を渡る115系普通列車(1317M)、撮影時刻は13:11、72mm相当で撮影。115系といえば湘南色という印象が強くて、JR西日本独自のカラーリングはどうも好きになれません。


初夏の和気かつて多くのブルートレインが行き交っていた山陽本線。現在旅客輸送での主役を新幹線に譲り、東海道本線と共に物流の動脈としての役割を担っています。往年の名機を先頭に、コンテナ貨物の長大編成が疾走する姿に心を惹かれるファンは少なくありません。そんなコンテナ貨物列車の走行シーンを撮影できるポイントが、吉井川橋梁を始めとして和気駅と万富駅間にいくつか点在します。画は(クリックすると拡大します)、EF65-1079牽引の高松ターミナル行き73レ、撮影時刻は13:58、和気駅と熊山駅のほぼ中間地点の土手から27mm相当で撮影。吉井川沿いの至る所で黄色い花が風に揺れていました。


高速道路に乗る前に、和気IC近くの日帰り温泉「和気鵜飼谷温泉」に寄って汗を流しました。後は、ひたすら車を走らせて家に帰るのみ。

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