2011年08月01日
盛夏のKTR宮津線撮影記
7月最後の昨日、夏景色を撮りに北近畿タンゴ鉄道(以下、「KTR」といいます)宮津線に行ってきました。KTRは、京都・大阪方面と日本三景の天橋立を最短で結ぶ路線として開業した宮福線と、日本海に沿って走り丹後半島を横断するJR路線を引き継いだ宮津線からなる、第三セクター鉄道。まるで夏の終わりのような涼しさも感じられる朝、中国自動車道池田ICから、舞鶴若狭自動車道、京都縦貫自動車道を経由して、宮津与謝道路(みやづよざどうろ)与謝天橋立ICに向かいます。
与謝天橋立ICを降りて5分も走れば、宮福線と宮津線が合流する宮津駅から西へ3つ目の野田川駅に着きます。駅近くの西舞鶴駅方面の線路沿いに蓮根畑があり、今の時期淡い桃色のハスの花と列車を絡めて撮ることができます。ただ、ハスの花は早朝から咲き始め午前中で閉じてしまうので、10時台がギリギリかも…。画は(クリックすると拡大します)、「タンゴディスカバリー」の愛称を持つKTR8000形の「はしだて2号」、撮影時刻は9:51、168mm相当で撮影。時折晴れ間は見えるものの、雲が多くすっきりしない空模様。
宮津線に沿って国道312号を北上します。撮影ポイントとして有名な「水戸谷川橋りょう」を潜り、京丹後市に入ると線路と併走します。線路端に赤と黄色のカンナとヒマワリが植えられている小さな畑がありました。車を止めて撮影することにします。画は(クリックすると拡大します)、KTR8000形「たんごリレー8号」、撮影時刻は11:35、140mm相当で撮影。画では判りにくいですが、車体に企業広告を施した「タンゴディスカバリー」でした。何せ三セク鉄道最大の赤字を抱えていますから…。
さらに宮津線を巡ります。峰山、網野両駅を通過して木津温泉駅(きつおんせんえき)に到着。桜の時期は多くの撮り鉄が訪れる花の駅です。駅舎は趣のある和風建築で、ホームには足湯「しらさぎの湯」があります。次の列車が来るまで、ぬるめのお湯に足をつけて待つことにします。静かなホームは、発車時刻が近づくにつれて、一人二人とお客さんが増えてきました。画は(クリックすると拡大します)、木津温泉駅に進入するKTR700形普通列車、撮影時刻は13:16、72mm相当で撮影。国道178号を舞鶴方面に進みます。
丹後神崎駅と丹後由良駅間を流れる由良川の河口には、そこを横断するように全長552mの長大なガーダー橋「由良川橋りょう」が架かっており、国鉄時代から宮津線を代表する風景となっています。それだけに撮影ポイントもいくつかありますが、今回は国道178号沿いの「安寿もみじ公園」の高台から、俯瞰で日本海をバックに由良川を渡る列車を狙うことにします。画は(クリックすると拡大します)、「タンゴエクスプローラー」の愛称を持つKTR001形の「タンゴ浪漫2号」、撮影時刻は15:37、300mm相当で撮影。
由良川の川面を渡る風に涼を感じながら、国道178号(舞鶴市の八田交差点から国道175号)を南下し帰路に。
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