紅葉の高山線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2011年11月14日

紅葉の高山線撮影記

飛騨高地の山間を縫って中京と北陸を結ぶ高山本線は、四季折々の美しい沿線風景を見せてくれる魅力的な路線。その中でも「中山七里」と呼ばれる飛騨川の渓谷美の中を走る飛騨金山〜下呂駅間は、高山本線一番の人気撮影地です。特に紅葉の季節は、周囲の山肌が赤や黄色に色づき、エメラルドグリーンの川面、荒々しい岩肌と鮮やかなコントラストを描いてくれます。


昨日、早起きして岐阜県下呂市に出かけました。大阪から下呂まで車で行くと4時間を優に超えます。車での日帰り往復はちょっとキツイということで、岐阜羽島駅まで新幹線で行き、そこからレンタカーで移動。東海環状自動車道を富加関ICで降りて、岐阜県道58号を経由し、下呂市金山町からは国道41号を走ります。


紅葉の中山七里とキハ48形_1飛騨川(益田川(ましたがわ))を挟んで並走してきた高山本線は、「益田川第五橋りょう」を渡ると下呂の温泉地へと入って行きます。この橋は撮り鉄の間で「釣鐘トンネルの鉄橋」と呼ばれ、国道から見下ろしてのカットが一般的です。しかし、いつも同じアングルではつまらないので、国道「不動橋」北側の廃道を歩いて下り、丸い支柱の鉄橋を右サイドから狙うことにします。画は(画を押すと拡大します)、キハ48形下り普通列車(4715C)、撮影時刻は11:14、105mm相当で撮影。列車が通過すると峡谷に元の静けさが戻りました。


紅葉の中山七里とキハ48形_2国道41号を焼石駅(やけいしえき)方面に戻ります。蛇行する飛騨川を挟んで並走していた高山本線は、観光スポット「屏風岩」の手前で国道から左に離れ、「中山トンネル」でショートカットします。その出口付近を国道から眺めると、正面奥にトンネルから続く鉄橋、左手に紅葉の山肌、手前に紅葉が映り込んだ川面と白い岩、色のコントラストが実に見事です。画は(画を押すと拡大します)、キハ48形上り普通列車(4714C)、撮影時刻は11:50、61mm相当で撮影。紅葉の山肌全体は写さず、紅葉が映り込んだ川面と苔の生えた岩を大きく取り込んでシャッターを切りました。


続いて高山本線の撮影では外すことが出来ないポイントの一つ、下原ダム湖に向かいます。下原ダムによって堰き止められた川幅の広い飛騨川、対岸には山肌に沿って連続するガーダー橋、そこを通過する列車を国道駐車帯から撮影します。


紅葉の下原ダム湖とキハ85系_1この日は薄い雲に広く覆われて時々日が差す天気。撮影時は幸運なことに、日が差し湖面も波立たず、綺麗な水鏡となりました。画は(画を押すと拡大します)、キハ85系ワイドビュー「ひだ7号」、撮影時刻は12:07、焦点距離は143mm相当。


紅葉の下原ダム湖とキハ85系_2午後1時前にはすっかり曇り空。風も吹いて湖面が波立っています。画は(画を押すと拡大します)、思い切ってSS1/40秒で流し気味に撮ったキハ85系ワイドビュー「ひだ10号」、撮影時刻は13:38、焦点距離は203mm相当。ワイドな車窓風景を楽しんでいる乗客の姿が見える。


紅葉の中山七里とキハ85系国道41号を再び北上、焼石駅手前にある落石防止用シェード「三ツ渕洞門」に急ぎます。入口付近の駐車帯に車を停め、シェードの山側にある階段を上がります。コンクリートに積もった土の上を焼石方向に進むと、飛騨川を挟んだ山肌に沿ってS字を描く線路が見えてきます。ちなみに、シェードの外側に設けられた歩道部分からも線路を俯瞰できますが、草木が伸びてすっきり撮影することは困難に。画は(画を押すと拡大します)、キハ85系ワイドビュー「ひだ11号」、撮影時刻は14:11、205mm相当で撮影。曇り空で紅葉の鮮やかさも今一つですが、何とかカメラに収めることはできました。


下呂まで来て温泉に入らない手はありません。ただ、帰りの時間のことも考え、下呂の温泉街までは行かずに、下原ダム湖から近い日帰り温泉「湯ったり館」でリフレッシュ。あとはレンタカーを返しに岐阜羽島駅に向けて車を走らせるのみ。岐阜羽島駅からは「こだま」に乗り、1時間弱で新大阪駅に到着。お疲れ様でした。

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ
にほんブログ村

ランキングに参加中…クリックをお願いします.



このエントリーをはてなブックマークに追加

記事の内容(画)が良かった!と思われたら、バナークリックをお願いします...


この記事にコメントする

名前:
URL:
 
情報を記憶: 
評価: