雪の「SL北びわこ号」撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2012年02月06日

雪の「SL北びわこ号」撮影記

先月末から先週にかけて、今季最強の寒波の襲来で、日本海側は記録的な大雪となりました。2日(木曜日)は、名古屋市内で15センチの雪が積もり、大阪市内でも一時、横殴りの雪が降りました。週末になって一時的に寒さも和らぎ、日曜日は絶好のお出かけ日和。しかもこの日は「SL北びわこ号」の運転日。これは出かけない訳には行きません。


「SL北びわこ号」は、蒸気機関車牽引による年に数回の臨時列車で、北陸本線米原〜木ノ本駅間を下り列車のみ午前と午後の2回走ります。


煙を上げて通過するC56田村駅から北に向かって1kmほど進んだところにある「下坂浜踏切」、上り勾配のカーブを煙を上げて走り抜けるSLの姿を撮影できます。何より気に入っているのが撮影者が少ないこと。画は(クリックすると拡大します)、ポニーの愛称で有名なC56-160号機が牽引する「SL北びわこ1号」、撮影時刻は10:21、450mm相当で撮影。煙突から吐き出される黒煙とヘッドライトの輝きがファインダーの中に飛び込んできて、黒光りする車体が傾きながらカーブを通過して行きました。これこそが蒸気機関車の醍醐味です。


雪の伊吹山と300系午後の「SL北びわこ3号」まで3時間ほど時間があるので、その間に、3月で引退する新幹線300系を撮影することにします。滋賀県道244号を東進し、東海道本線柏原駅の北にあるポイントへ。この数日の大雪で10日前に訪れた時とは別世界。ただ、太陽は時折雲間からのぞく程度。画は(クリックすると拡大します)、300系「こだま650号」、撮影時刻は11:34、200mm相当で撮影したものです。来た道を戻って長浜へ。


雪の築堤を上るC56長浜駅を出た列車は、なだらかな上り勾配の築堤を走って姉川橋りょうを渡ります。この築堤のサイドからは伊吹山を入れて撮ることができますが、ここでも雲が多くて山はうっすら見えるのみ。伊吹山は諦めて、雪景色の走行シーンを撮ることにして待機。この間、日が差すと雪原は目を開けていられないほどの眩しさ。画は(クリックすると拡大します)、雪の築堤を駆け上がる「SL北びわこ3号」、撮影時刻は13:35、54mm相当で撮影。白煙をたなびかせて雪の田園地帯を疾走するシーンは、冬のSLならではの魅力です。


雪の伊吹山と117系「SL北びわこ号」の撮影を終えた後は、まだまっすぐ帰るには早い時間なので、お気に入りの撮影地「清滝踏切」(近江長岡〜柏原)に寄りました。撮影対象は、細々とローカル運用に就いているJR東海の117系国鉄近郊形電車。画は(クリックすると拡大します)、オレンジ色の帯を巻く117系4両編成の3224F、撮影時刻は15:12、84mm相当で撮影。真っ青な空に真っ白な山、とはいかなかったが、素晴らしい雪景色に変わりはありません。


湖北の雪風景の中で撮影していると、冬の一日はあっという間に過ぎていきました。今週の半ばには再び寒波が襲来するそうです。

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