2012年03月01日
山陽新幹線300系撮影記
東京−大阪間のスピードアップに貢献した新幹線300系。ただ、乗り心地や快適性にやや難があり、乗客にはあまり評判が良くない車両です。ところが、300系のラストランとなる3月16日東京駅発臨時「のぞみ329号」の指定席券はわずか1分で完売。また、山陽新幹線でも100系と300系の指定席券が瞬く間に売り切れたとのこと。もう乗れなくなると思うと乗りたくなるんでしょ〜ね。
山陽新幹線岡山以東の300系車両(F編成)は、夕方から夜にかけて岡山駅発着の「ひかり」1往復のみ。今回、そのうちの1本「ひかり482号」を数日かけて撮影しました。始まりは新大阪駅から西に60kmほど離れた西明石駅から。この駅はホームが緩やかなカーブを描いており、下り線ホームの中程から、通過する列車をほぼ正面から狙えることで知られています。
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)、斜め後ろから夕日を受けながら、ホームの待避線から本線に戻る「ひかり482号」16両編成。撮影時刻は17:16、線路を挟んだ向かいの下り線ホーム端から450mm相当で撮影(トリミングあり)。
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)、N700系7000番台「さくら568号」、撮影時刻は17:23、105mm相当で撮影。半逆光の夕日を浴びて、青磁をイメージした白藍色の車体が青味を増して輝きます。陽が落ちる位置はまだ南寄りですが、季節が進むとともに西へ移って行きます。
山陽新幹線六甲トンネルを抜けて武庫川を渡れば尼崎市。一度伊丹市をかすめた後に尼崎市に戻り福知山線を跨ぎます。居住者に迷惑がかかってはいけないので詳細は控えますが、その近くに新幹線を俯瞰できるマンションがあります。画は(
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)、夕日を浴びて疾走する「ひかり482号」、撮影時刻は高速シャッターが切れるギリギリの17:33、101mm相当で撮影。大小様々な工場やマンションの間を縫うようにして300系が駆け抜けて行きます。
尼崎市との境をなす神崎川橋りょうを渡ると大阪市。ほどなく、高層ビル群を横に見て新大阪駅に到着します。西明石駅を出て20分ほどです。画は(
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)、新大阪駅25番線に入る「ひかり482号」、撮影時刻は17:37、隣の23・24番線ホームから200mm相当で撮影。正面の検車庫に待機中の700系に目を奪われてしまい、入線時のアナウンスを聞いて慌ててカメラを向けました。この後、17:40に「ひかり482号」は東京駅を目指して出発しました。
山陽新幹線の300系定期運用は、上り「ひかり482号」は3月11日、下り「ひかり477号」は3月12日までです。また、山陽新幹線の300系ラストランは、3月16日の臨時「のぞみ609号」(新大阪駅発10:52、博多駅着13:28)です。
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