2012年06月18日
紫陽花と鉄道撮影記
6月16日に東北北部の梅雨入りが発表され、梅雨のない北海道を除いて、日本列島は長い雨の季節に入りました。そんな梅雨の花と言えば、紫陽花(アジサイ)ですよね。そこで今回は、近場の私鉄とアジサイのスナップショットを狙うことに。
大阪で唯一の路面電車である阪堺電気軌道(以下「阪堺電車」と言います)は、開通100周年を迎えた阪堺線と上町線の2路線を有します。阪堺電車は専用軌道区間が多いせいか、近所の方が育てた季節の花を随所で見かけます。
聖天坂(しょうてんさか)〜天神ノ森(てんじんのもり)駅間で、柵からはみ出して咲く薄紫色のガクアジサイを発見。画は(☞画を押すと拡大します)、聖天坂(しょうてんさか)駅で乗降扱い中のモ351形電車、撮影日時は6/15 16:05、ガクアジサイを手前に大きく配して270mm相当で線路端から撮影。
踏切を挟んで上下用乗り場が斜めに向かい合っている安立町駅(あんりゅうまちえき)。上り乗り場に立つと、ちょうど正面に線路端のローズピンクのアジサイが。画は(☞画を押すと拡大します)、アジサイの前を通過するモ701形電車、撮影日時は6/15 15:09、74mm相当で撮影。
阪急甲陽線は、阪急神戸線の夙川駅と甲陽園駅を結ぶ2kmほどの単線路線。甲陽線といえば、桜の写真が一般的ですが、アジサイの写真となると全くと言っていいほど…( ;´_ゝ`) 。アジサイを求めて夙川の右岸を北上してみることに。苦楽園口駅を出て「夙川橋梁」を渡った列車は、「甲陽園道踏切」で道路とクロスします。踏切の手前から、その先にある見事なピンク色の植え込みが目に飛び込んできました。画は(☞画を押すと拡大します)、6000系3両編成の下り列車、撮影日時は6/17 12:00、60mm相当で撮影。この画では分かりませんが、全体を見るとまだ見頃には少し早かったです。
兵庫県川西市にある能勢電鉄の鴬の森駅(うぐいすのもりえき)。駅名の由来はその名のとおり、周辺に鶯の飛び交う森があったことに由来しているようです。この駅の下り線ホームには、川西能勢口駅(かわにしのせぐちえき)寄りにアジサイの植え込みがあり、毎年梅雨の時期になると、乗客の目を楽しませてくれます。画は(☞画を押すと拡大します)、下り線ホームを離れる1500系(元阪急2100系)4連、撮影日時は6/17 13:40、142mm相当で撮影。休日の昼下がり、無人化された駅構内には誰もいません。
こうしてじっくり撮ると、改めてアジサイの色、種類、そして魅力に気付かされます。
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