2012年09月15日
初秋の予讃線・瀬戸大橋線撮影記
9月に入っても暑い日が続いています。それでも一頃に比べれば、朝晩は過ごし易くなり、夜には虫の声も聞こえます。間違いなく季節は秋になったようです。
そんな今週半ば、遅めの夏休みを取り、撮り鉄と家族旅行を兼ねて1泊2日で四国に遠征。「瀬戸大橋線」の愛称を持つ本四備讃線(ほんしびさんせん)、香川県の高松駅と愛媛県の宇和島駅を結ぶ予讃線(よさんせん)の一部区間を撮ってきました。
予讃線は四国の瀬戸内海沿いを走る路線ですが、列車と海を絡めて撮影できるポイントはそれほど多くありません。香川県内では、多度津駅から1つ目の海岸寺駅前から詫間駅方面へ10分ほど歩いた、県道21号が線路を跨ぐ陸橋が定番。海岸線を走る列車を俯瞰で撮ることができます。画は(クリックすると拡大します)、8000系電車「しおかぜ12号・いしづち12号」、撮影日時は9/12 11:18、橋の北側から113mm相当で撮影。ちなみに、午前中、上り列車の正面に日が当たります。
香川県まで来て讃岐うどんを食べないわけにはいきません。超有名店「山越うどん」まで40分ほど車を走らせ、店に入るのに15分並んで、人気メニュー「かまたま」にありつきました。慌ただしく昼食を終えて、最初の陸橋まで引き返します。
海岸寺〜詫間駅間には、もう一つ海側から下り列車を狙える撮影地が。陸橋で線路を越え、さらに1km弱進むと、県道脇に自動販売機が設置された駐車スペースがあります。ここに車を置き、右手前方の「見立第1踏切」を渡れば、目的地に到着。画は(クリックすると拡大します)、更新色で2000番台へ改番済みのEF65-2060号機が牽引する高速コンテナ貨物(3079レ)、撮影日時は9/12 14:48、147mm相当で撮影。一緒になった地元の方によれば、ファインダーから見る風景はここ数十年で大きく変わったようです。
この日の宿泊先は、瀬戸内海にせり出した五色台の頂上付近にある「休暇村讃岐五色台」。海側の部屋を取れば、時間と共に表情を変える瀬戸内海の美しい景色をゆっくり眺めることができます。ただ、撮影は、部屋より北方向に視界が広がる駐車場奥の展望台から行うことに。画は(クリックすると拡大します)、南備讃瀬戸大橋(みなみびさんせとおおはし)を行く快速「マリンライナー51号」(3151M)、撮影日時は9/12 18:16、375mm相当で撮影。日没直前に太陽が雲に隠れてしまい、海が期待したほど赤く染まらず残念…。
帰りは児島ICで降りて、国立公園鷲羽山(わしゅうざん)の麓に広がる下津井港に寄りました。ここで目の前に偉容を誇るのが、本州から四国に渡る最初の橋である下津井瀬戸大橋(しもついせとおおはし)。鉄道道路併用橋の下段を走る列車がはっきり見えます。画は(クリックすると拡大します)、終着の岡山駅に向かう2000系気動車「南風12号」(42D)、撮影日時は9/13 13:15、254mm相当で撮影。晴れているのに霞がかかって、遠方がぼやけています。
旅行中は天気に恵まれて良かったのですが、9月も中旬だと言うのに、とにかく暑〜い。
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