2013年03月11日
夕景の国鉄特急色撮影記
3月に入り、一気に春めいて来ました。先週中ごろから最高気温が20度ぐらいになり、昼間は汗ばむほどです。春の訪れとともに、北近畿地方と京都・大阪を結ぶ「北近畿ビッグXネットワーク」で長く活躍した183系特急型車両も、定期運用を離脱する日がいよいよ迫ってきました。やはり去り行く車両の勇姿を記録しておきたいものです。
まずは、福知山線・道場〜三田駅間の「桑原踏切」。周囲は田園風景が広がります。三田駅からの道順はこちらをご覧いただくとして、午前中は上り列車が、午後は下り列車が順光で撮れます。この日は黄砂の影響で、うっすらと空がかすんでいましたが、15時過ぎには青空が回復しました。踏切の南側でカメラを構えます。ほどなく183系の3灯ヘッドライトが踏切に近づいて来ました。画は(クリックすると拡大します)、183系増結6連「こうのとり15号」、撮影日時は3/09 15:43、64mm相当でインカーブから撮影。
次に、寒の戻りの冷たい風が吹く中、久々にすっきりと広がった青空に誘われて出かけた東海道本線「上淀川橋りょう」。平日の17時前とあって、淀川堤防上の撮影者は地元の少年と当方だけ。ここでは「日本海」を何度か撮っているのに、183系をしっかり撮るのは初めて。自分でも意外な感じです。画は(クリックすると拡大します)、左からの斜光を受けながら淀川を渡って行く183系増結6連「こうのとり17号」、撮影日時は3/11 17:08、65mm相当で撮影。
最後は、3月最初の土日、新大阪〜新宮駅間で運転された団体臨時列車「なつかしのくろしお」。使用された車両は、国鉄特急色に塗装変更を施した上で、日根野区から福知山区へ転属された381系。日曜日の夕方、阪和線の長滝駅の南500mにある「旧上之郷踏切」で、新大阪駅に戻る列車を待ちました。画は(クリックすると拡大します)、夕陽を浴びて疾走する381系6連「なつかしのくろしお」(9052M)、撮影日時は3/03 17:31、73mm相当で撮影。ちなみに、引退する183系の代わりをこの381系が務めます。
JR西日本183系車両は、定期運行終了後の今月末の土日、大阪〜城崎温泉駅間において、団体専用列車「なつかしの北近畿」として運転されます。コウノトリをあしらったヘッドマークが復活するようです。写欲をそそられますね 。
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