新緑の湖西線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2013年05月06日

新緑の湖西線撮影記

今年の春は、例年よりも寒暖の差が大きく、なかなか安定した天気になりません。ただ、ゴールデンウィークはまずまずの天気で、春の陽気も戻って来ました。


さて、「日本海」・「きたぐに」が銀色の鉄路から去って、湖西線もすっかり寂しくなってしまいました。それでもいつものように、沿線は新緑の季節を迎えています。春らしい天気に誘われて、連休後半の5月5日、湖西へと車を走らせました。


水鏡と113系湘南色名神高速道路・京都東ICから国道161号を北進し、9時前に小野〜和邇駅間のバックに比良山地を望むポイント(通称「オノワニ」)に到着。お立ち台に撮影者は誰もいません。「日本海」が走っていた今冬までの賑わいが嘘のようです。画は(クリックすると拡大します)、残り1編成となってしまった湘南色4連+抹茶色4連の113系普通列車(2817M)、撮影時刻は9:27、焦点距離は50mm相当。田植えを終えたばかりの田んぼに姿を映して駆け抜けて行きました。バックの山並が少し霞んでいましたが、逆に春らしい絵が撮れました。


水鏡と117系国鉄色続いて、北小松〜近江高島駅間の定番撮影地「鵜川たんぼ」に向かいます。国道161号沿いの農産物直売所「うかわファームマート」に車を停め、少し戻って線路の下をくぐる道を右に曲がります。道の両側に広がる棚田では、一部田植えが終わったところも。画は(クリックすると拡大します)、国鉄色の117系6連普通列車(1812M)、撮影時刻は10:10、畦に腰を下ろして102mm相当で撮影。水が張られた棚田に映るクリーム地にマルーンの帯。残念ながら風があって綺麗な水鏡とまではいかず…( ;´_ゝ`)


菜の花と「トワイライトエクスプレス」新旭駅から北へ3km弱の高島市新旭町の饗庭( あえば)地区。桜が終わる頃、湖西線と湖西道路に挟まれた田んぼに菜の花が咲き誇ります。『もう5月だし花も終わりかなぁ』と思いつつも、高島バイパス(国道161号)を北上してみることに。旭ランプを過ぎた辺りで黄色の帯が左手に見えてきました。背丈が伸びた菜の花はピークを過ぎたものの、まだ何とか絵になる状態。画は(クリックすると拡大します)、黄色い絨毯を前景にEF81-114号機が牽引する「トワイライトエクスプレス」(8002レ)、撮影時刻は11:22、68mm相当で畦道からローアングル撮影。ここでやっと数人の撮影者と出会いました。


レンゲと381系帰りは大山崎ICで降りて、昨年もこの時期に訪れた、東海道本線・島本駅に寄りました。お目当てはもちろんレンゲ畑。駅の西側、山際に広がる田んぼにレンゲが植えられており、ピンク色の花畑の上を鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいます。画は(クリックすると拡大します)、京都総合運転所へ戻る381系増結6連による「こうのとり」返却回送(回3014M)、撮影時刻は14:56、47mm相当で撮影。ありふれた郊外の風景の中でも、国鉄特急色が強い存在感を放っています。


5日は最高気温が20度を超え、日中はシャツ一枚で十分に過ごせました。これから日々緑が濃くなっていきます。

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2013年06月23日追記



水鏡と3092レ臨時寝台特急「日本海」、春に続き夏も設定されませんでした。JR東日本は存廃について含みを持たせていましたが、これで完全引退か。3月のダイヤ改正後、その「日本海」とほぼ同じスジを走るのが、日本海縦貫線貨物列車3092レ。富山機関区のEF81が先頭に立って、湖西線経由で運行されています。梅雨に入って田植えが終わった、東海道本線の通称「上牧カーブ」に出かけました。画は(クリックすると拡大します)、ローズピンクのEF81-716号機が牽引する3092レ、撮影日時は6/08 10:33、36mm相当で撮影。梅雨とは思えない晴天の下、水田に姿を映して、コンテナ満載の貨物列車が走り抜けます。



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