2013年05月27日
初夏の「SL北びわこ号」撮影記
5月も後半に入り、日中の最高気温が30度前後まで上がり、夏を思わせる日が続いています。それでもまだ風は爽やかです。
「SL北びわこ号」の春の運行が先週19日から始まりました。例年はゴールデンウィークに運行されますが、今年はSLの検査の関係で3週間遅れの運行。「春」というより、「初夏」の運行ですね。「北びわこ号」はもともと黒煙を上げて走らないのに、この暑さで白煙も期待できないだろうと思いつつも湖北長浜へ。
運行日の前日、EF65PF特急色に牽かれて宮原総合運転所から米原へ回送されるブルーの客車を撮りに、東海道本線の島本駅に出かけました。ゴールデンウィークの頃、ピンク色の花が一面に咲き誇っていた駅西側のレンゲ畑は耕され、田んぼに様変わりしています。まもなく水が入って代掻き、その後田植えが始まります。画は(クリックすると拡大します)、島本駅を通過するEF65-1135号機+12系客車5連(回9912レ)、撮影日時は6/01 10:40、畦道から52mm相当で撮影。
運行前日の12系客車の送り込み回送(回9912レ)の主な通過時刻です。
通過時刻はあくまで目安として考えてください(この項2016.05.21追記)。
- 宮原操車場発 12:32
- 新大阪駅 12:56
- 島本駅 13:14
- 向日町駅 13:21
- 京都駅発 13:29
- 山科駅 13:35
- 安土−能登川 14:46
- 彦根−米原 15:00
26日朝一の撮影は、所属先の梅小路運転区から米原まで輸送されるC56から。撮影場所は東海道本線・能登川〜稲枝駅間、愛知川(えちがわ)の先の田園地帯(彦根市服部町)。通過時刻は、客車の送り込み回送とは逆に、今冬の運行時に比べて1時間近く遅くなっています。画は(クリックすると拡大します)、EF65-1135号機が牽くC56-160号機の送り込み回送(単9920レ)、撮影時刻は8:49、田んぼを横切る農道から50mm相当で撮影。すでに太陽が高くなり、この時点で暑くなる気配。国道8号を北上して長浜市内に入る。
河毛駅(かわけえき)から高時川橋梁にかけての緩い勾配区間。最初に書いたとおり、あまり煙の期待できない「北びわこ号」ですが、割と煙の出る区間として知られています。河毛駅駐車場に車を停めて、線路沿いの道を北に歩くとすぐに「久保田踏切」。踏切を通る道から駅の発車シーンを狙います。先客は十数名、思っていたほど多くありません。画は(クリックすると拡大します)、C56-160号機が牽引する「SL北びわこ1号」(9241レ)、撮影時刻は10:39、36mm相当で撮影。汽笛が鳴って、結構なドラフト音が響きましたが、肝心の煙はイマイチ…。
長浜市内で昼食を取ってから、午後の定番になりつつある姉川手前の築堤に直行。周りは田植えを終えた田んぼが広がっています。その中に、諦めていたレンゲ畑も一部ですが残っていました。花はもう終わりかけていますが、遠目で見ると一面ピンク色。霞んでいますが、伊吹山も見えています。 画は(クリックすると拡大します)、黒い煙を棚引かせてい走り抜ける「SL北びわこ3号」(9243レ)、撮影時刻は13:35、129mm相当で撮影。5月下旬という中途半端な時期の運行とは言え、撮影者が少なすぎ!!
昨日も暑い一日でした。しかし、雲が時々太陽に隠れたり、吹く風も真夏のじっとりした風ではないので、不快ではなかったですね。さて、本日午前、中国、四国と九州の各地方がそれぞれ梅雨入りしたとみられる、と発表されました。いよいよジメジメした季節の始まりです。次回は紫陽花(アジサイ)の画をお送りすることができると思います。
ランキングに参加中…クリックをお願いします.