2013年07月01日
紫陽花の徳島線・牟岐線撮影記
今年は全国的に空梅雨の様相ですね。雨が降れば大雨、降らなければ真夏の暑さです。だが、6月も下旬になって、ようやく梅雨らしい空模様になってきました。
そんな6月最後の日曜日、四国の4県の中で地理的にも文化的にも最も関西に近い徳島県、その鉄路を撮って回りました。
明石海峡大橋を渡って淡路島を縦断、さらに大鳴門橋を渡り徳島県の鳴門市に上陸。大阪からゆっくり2時間半。せっかく鳴門まで来たので、蓮(ハス)の花にはまだ早いかなと思いつつ、とりあえず高徳線の池谷駅(いけのたにえき)南側のレンコン畑に寄ってみることに…。現地へ着くと、さすがに数は少ないものの、白や淡いピンクの花が大きな葉の間から顔を覗かせています。画は(☞画を押すと拡大します)、キハ40形2連の普通列車(315D)、撮影時刻は9:01、脚立を使って141mm相当で撮影。運用が極端に減っている白とブルーのJR四国色が、レンコン畑の中を駆け抜けて行きます。
次の撮影地は、県西部の東みよし町の「フラワーロード」。つるぎ町境の毛田(けた)から徳島線・江口駅付近にかけて、国道192号沿いに色とりどの紫陽花(アジサイ)が咲いており、歩道の花壇はもちろん、国道の南側を並走する線路の土手にも植栽されています。ただ、残念ながらアジサイは終わりかけ。綺麗に咲いている場所を探して「フラワーロード」をウロウロ。迷いながらも、三脚を立てたのはほぼ中間地点。画は(☞画を押すと拡大します)、1500形気動車2連の普通列車(4456D)、撮影時刻は10:46、脚立を使って36mm相当で撮影。グリーンを基調にした列車がアジサイで埋まる土手を走り抜けます。
上板SAで昼食を取り、牟岐線(むぎせん)の新野(あらたの)〜阿波福井駅間のアジサイの名所を目指します。徳島市から国道55号を南下し、小松島市大林で右折し旧55号へ。那賀川を渡って、県道24号を道なりに10kmほど進むと、新野町の水田地帯の真ん中へ出ます。線路の奥に、青、紫、ピンクなど様々な色のアジサイが見えてきました。緑の中にアジサイが帯状に連なる様は圧巻。県道から逸れて線路を横切ります。画は(☞画を押すと拡大します)、1500形単行の普通列車(4551D)、撮影時刻は13:52、57mm相当で撮影。ここでは、単行の方がバランス良く収まる気がします。
6月22日、徳島新聞電子版に次の記事が。『鳴門市大麻町池谷の県道沿いで7千本のヒマワリが咲き誇っている。背丈は約1・5メートルで、花の直径は25センチほど。一本に多数の大輪を付けたものもあり、通行人やJR鳴門線の列車を見送るように風に揺れている』と。鳴門ICから高速に乗って帰路に就く前に、ちょこっと寄り道。記事から1週間が過ぎて、県道と線路の間に咲くヒマワリは、ピークをやや過ぎています。画は(☞画を押すと拡大します)、1500形2連の普通列車(966D)、撮影時刻は16:14、150mm相当で撮影(トリミングあり)。早々に撤収して、150Kmの道のりをひたすら走ります。
今年も半分が終わりましたね。アジサイの季節も終わろうとしています。暑さはこれからが本番、体調を崩さず夏を乗り切りましょう。
ランキングに参加中…クリックをお願いします.