2013年10月14日
秋の風景と鉄道撮影記
先週の大阪の気温は連日30℃前後、季節外れの暑さが続きました。10月の「真夏日」日数は5日となり、1920年以降の最多記録となったとか。
12日からの3連休は、最高気温が30℃を超えることもなく、ようやく暑さも落ち着いてきましたそれでも10月としては暑いですが…。そんな連休中日の13日、秋の長閑な風景を求めて、紀伊半島の付け根付近をほぼ横断しました。
奈良県桜井市の「初瀬(はせ)の棚田」、近鉄大阪線の列車と四季折々の棚田の風景を絡めることができる撮影地として有名。南阪奈道路から大和高田バイパスを経由し、国道165号を東進します。花の寺「長谷寺」への分岐「初瀬」信号を過ぎて1.5kmで、右手の斜面に広がる棚田とその上を走る線路が見えてきます。画は(クリックすると拡大します)、22000系「ACE」を先頭に30000系「ビスタEX」の6連、撮影時刻は9:04、国道から棚田に続く道を少し下りて62mmで撮影。一部刈り取りが終わった棚田もありますが、黄金色に輝く秋の棚田の奥を、近鉄特急が勾配を上って行きました。
JR関西本線の関駅(せきえき)周辺のコスモス畑がちょうど見頃を迎えているとのこと。せっかくなので寄ってみることにします。名阪国道(国道25号)を名古屋方面に進み、関ICで降りて、国道1号沿いの「道の駅」関宿に車を停めます。踏切を渡って駅の反対側に出ると、コスモス畑がいくつかあります。しかし、列車と組み合わせるとなると、対象はかなり限られてきます。画は(クリックすると拡大します)、キハ120形2両編成の上り普通列車(230D)、撮影時刻は10:52、駅裏手の農道から46mmで撮影。三重県北部に向かって移動中、休憩も兼ねて鈴鹿市の「農家レストラン大地」で昼食。
三重県北部に位置する東員町のコスモス畑。今年は三岐鉄道北勢線の線路沿い、東員駅西側に広がっており、赤や白、ピンクなど様々な種類のコスモスが一面に咲き乱れています。連休の昼下がり、多くの人が散策を楽しむコスモス畑のすぐ横を、ほぼ30分ごとに、「マッチ箱電車」と呼ばれる小さな電車がゆっくりと通過して行きます。画は(クリックすると拡大します)、近鉄時代から使用されているナローゲージ用270系3両編成の上り電車、撮影時刻は14:30、横から太陽の光を受けながら50mmで撮影。青く高い空の下、ピンク色のコスモスと黄色い電車、コントラストがきれいです。
良い天気に恵まれ、昼間はまだ半袖で十分な陽気になりました。最近は、春と秋が短くなってるような気がします。
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