紅葉の土讃線撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2013年11月18日

紅葉の土讃線撮影記

11月も半ばになり、朝晩はかなり冷え込むようになりました。都会の街路樹も色づき始めて秋の深まりを感じますね。今年は、どこの紅葉を撮りに行こうか…。


四国を代表する河川である吉野川が刻んだ、断崖絶壁の豪快な景観が続く「大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」。紅葉の時期には、木々の色づきと、エメラルドグリーンの水面とのコントラストが美しいとのこと。その紅葉が見頃を迎えているようです。晴天に恵まれた16日(土)、ここぞとばかりに神戸淡路鳴門自動車道を走り、四国のほぼ中央、徳島自動車道・井川池田ICを目指しました。


吉野川と「アンパンマン列車」土讃線は阿波池田駅を出ると吉野川の東岸を並走し、三縄駅(みなわえき)の先で西岸に位置を変えます。この地点で渡るのが、雄大な曲弦ワーレントラス橋の「第1吉野川橋りょう」。国道32号から県道268・269号を経由して、鉄橋の先まで南下します。画は(クリックすると拡大します)、吉野川を渡って行く2000系4連のアンパンマン列車「南風3号」、撮影時刻は10:30、86mmで撮影。やなせたかしさんが先月亡くなられましたが、アンパンマン列車は今日も元気に走っています。


11月の土曜休日、阿波池田〜大歩危駅間にトロッコ列車が1日2往復運転されています。トロッコ列車は、専用車両のキクハ32形と動力車となる国鉄型特急車両キハ185系の2両編成。


紅葉と「大歩危トロッコ」1国道32号は小歩危駅前を過ぎると、間もなく温泉宿「サンリバー大歩危」。玄関へのアプローチを上がると、正面に「第2吉野川橋りょう」が見えます。画は(クリックすると拡大します)、キハ185−20を先頭にキクハ32−501の「大歩危トロッコ2号」、撮影時刻は12:28、逆光の中を120mmで撮影。トロッコ列車は、山肌の紅葉が美しい鉄橋をゆっくり通過します。

紅葉と「大歩危トロッコ」2前の温泉宿から数百メートルで観光拠点「West West」。祖谷そば「もみじ亭」はその中の店舗の一つで、「もみじ」の名のとおり、庭園のモミジが綺麗に色づいている。ただ、期待していた川沿いのモミジは、建物の周りに比べて今一つ。まだ少し早いのか、猛暑や台風の影響もあって色づきが悪いのか…。画は(クリックすると拡大します)、キクハ32−501が先頭の下り「大歩危トロッコ3号」、撮影時刻は14:27、モミジとのコラボは諦め110mmで撮影(トリミングあり)。

紅葉の大歩危峡と2000系画は(クリックすると拡大します)、2000系3連の「南風13号」、撮影時刻は15:36、95mmで撮影。わざわざ戻ってきて、いったんは諦めた色づきが悪いモミジを前景に一枚。


紅葉の吉野川と1000形上記トロッコ列車の合間を縫って、ゆったりとした吉野川の流れと列車を手軽に収めることができる定番撮影地、三縄〜祖谷口(いやぐち)駅間の「下川跨線橋」へ行ってみました。撮影地情報は、過去ログ「夏の土讃線撮影記」をご覧いただくとして、同じ場所でも、緑の夏とはまた違う表情を見せてくれます。画は(クリックすると拡大します)、トロッコ3号の前を走る1000形気動車単行の普通列車(4245D)、撮影時刻は13:57、50mmで撮影。このあと急いで大歩危に向かったのは言うまでもありません。


紅葉の大歩危峡とキハ54これにて予定の撮影は終了。「サンリバー大歩危」に寄って一風呂。入浴後、7階の食堂(宿泊者の朝食バイキング会場)から「第2吉野川橋りょう」を通過する列車を狙います。ここで撮影できるのは入浴客に許された特権です。画は(クリックすると拡大します)、国鉄型気動車キハ54形単行の普通列車(4244D)、撮影時刻は16:00、食堂の窓を開けて105mmで撮影。午後は厳しい逆光になりますが、既に太陽は西の山陰に隠れています。


真っ暗闇の鳴門海峡を渡って家路を辿ります。本年3回目となる四国遠征でした。

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