2014年02月03日
'14冬の「SL北びわこ号」撮影記
湖北路の風物詩にもなっている「SL北びわこ号」。季節ごとに数回、日曜日に北陸本線の米原〜木ノ本駅間を走りますが、今冬の運行は2月2日(日)の一日だけ。週間天気で雪が降らないことは分かっており、雪景色は期待できないなんて思うと、ちょっと撮影意欲が萎えるなぁ〜
東海道本線の篠原〜近江八幡駅間では、晴れれば雄大な比良山系を背景に撮ることができます。当日朝のC56の送り込み回送は、この区間で撮ろうと考えていました。でも、日曜日に傘マークが出てしまい、急遽、前日に客車の送り込み回送を撮りに出かけました。ポイントは篠原駅から歩けば20分、日野川の東、近江八幡市池田本町の田園地帯。画は(クリックすると拡大します)、EF65-1133号機を先頭に12系客車5連(回9912レ)、撮影時刻は11:39、築堤に並行した農道から200mmで撮影(トリミングあり)。望遠を使って雪を被った湖西の山々を強調しましたが、空が白っぽく霞んでぼんやりとしか見えず… 。
12系客車の送り込み回送(回9912レ)の主な通過時刻は、 こちらをご覧ください。
日曜日は、朝から雨混じりのすっきりしない天気。C56の送り込み回送は諦め、直接長浜を目指します。北陸自動車道を長浜ICで降りても、雪が全くないどころか、相変わらずの雨模様。午前の1号は、田村駅から北に1kmほどの「下坂浜踏切」で狙うことにします。ここは、一昨年の冬以来、2度目になりますが、雪のあるなしで、こうも雰囲気が変わるとは…(過去ログ"雪の「SL北びわこ号」撮影記"参照)。撮影者も少なめでした。画は(クリックすると拡大します)、白煙とドレンに包まれてやって来た「SL北びわこ1号」、撮影時刻は10:18、踏切横から85mmで撮影。どうやら雨も上がったようです。
長浜市内で昼食後、姉川北側の河川敷に下りてみました。もちろん、鉄橋の奥に伊吹山は見えません。加えて、河川工事中でロケーションは最悪です。結局、「SL北びわこ号」の定番撮影地、線路を北陸自動車道がオーバークロスする地点のすぐ先、県道278号の「お立ち台」に向かいました。到着したのは20分前、もうすでに50人近いカメラマンが三脚を立てて待機しています。画は(クリックすると拡大します)、力強く白煙を吐き出しながら築堤を進む「SL北びわこ3号」、撮影時刻は13:48、32mmで撮影(トリミングあり)。三脚を片付け始めると、黒煙を期待した人達の溜息まじりの声が聞こえてきます。
午後になっても雲が多くすっきりしない空模様、この様子では夕焼けは期待できないかなと思いつつも、まっすぐ帰らず名神・竜王ICで途中下車。目的はC56の返却回送。インターから近いアウトレットで16時半まで時間をつぶし、東海道本線の篠原〜野洲(やす)駅間の「篠原小学校」を目指して出発。画は(クリックすると拡大します)、EF65-1133号機に牽かれて梅小路運転区に戻るC56-160号機(単9927レ)、撮影時刻は17:22、120mmで撮影(トリミングあり)。日没後の冴えない空をバックに、、、逆向きのC56が走り抜けました。ちなみに、通過時刻は昨年と変わっていません。
最後に、運行翌日の12系客車の返却回送(回9919レ)の主な通過時刻を掲げておきます。
通過時刻はあくまで目安として考えてください。
- 米原操車場発 14:09
- 近江八幡駅 14:33
- 石山駅1番線 14:56−15:30
- 京都駅7番線 15:48−15:49
- 山崎駅 16:01
- 大阪駅3番線 16:22−16:33
- 宮原操車場着 16:44
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