2014年03月24日
春の播但線撮影記
今月はカメラが部品交換のため10日ほど入院したこともあり、気が付けば、福知山線で雪景色を撮ってから1ヵ月以上空いてしまいました。もちろんその間に季節は進み、先週18日に高知でソメイヨシノの開花宣言が出されて以降、各地で桜の便りが聞かれ、本格的な春の訪れが近いことを感じさせます。
京阪神の桜の開花ももうすぐです。そんな桜の季節直前の昨日、春の陽気に誘われて、走り慣れた中国自動車道から舞鶴若狭自動車道へ入りました。まずは、福知山線の石生(いそう)駅近くのポイントへ。
「こうのとり」・「きのさき」の一部に投入されていた183系と、381系がバトンタッチしてから早くも1年・・・時が流れるのは早いものですねぇ。昨年の置き換え直後、「野山踏切」手前で381系と白梅を絡めましたが、花の付き具合は今一つ。今年は綺麗に咲いているのではないかと思って、再度訪れた次第です。しかし、淡い期待は見事に外れ、梅の咲き具合は微妙なところ…。画は(
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)、それでも撮った白梅と増結6両編成の381系「こうのとり1号」、撮影時刻は9:34、焦点距離は44mm。
撤収後は国道175号をそのまま走り、途中で県道109号へ右折して西へ、兵庫県のほぼ中央に位置する神河町を目指します。神河町の玄関口である播但線・寺前駅まで1時間強。この日のメインはここからです。
播但線の定番撮影地といえば、SL時代も今も長谷〜生野駅間にある通称「ハセイクカーブ」。渕地区からの旧道が最初に線路を横切る「下垣内踏切」で1Dを待ちます。周りは杉林、鼻がムズムズする。やがて力強いエンジン音が山間に響き渡り、警報機が鳴り出しました。画は(
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)、『天空の城へ 竹田城跡』のヘッドマークを掲げて大カーブを走り抜ける6両編成のキハ189系「はまかぜ1号」、撮影時刻は11:23、アウト側から85mmで撮影(トリミングあり)。キハ181系の最後の姿を写真に収めようと多くのファンで賑わったお立ち台、今は私一人で独占です。
神河町では、この時期、町のあちこちで梅の花を見かけます。「ハセイクカーブ」から戻る途中、県道39号と山裾の線路との間に紅梅が・・・残念ながらまだ開花前。ふと横を見ると、畦道一面に、コバルトブルーの小さな花が風に揺れています。オオイヌノフグリという春を告げる花だそうです。思わぬ収穫です。「第二市川橋りょう」を渡る音が聞こえて、程なく列車がフレームイン。画は(
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)、急勾配をゆっくり上っていくキハ41とキハ40の2連(235D)、撮影時刻は13:16、地面に這いつくばって48mmで撮影(トリミングあり)。2両とも同じ首都圏色なのに、後ろのキハ40はかなり色あせていますね。




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