2014年06月16日
梅雨の徳島線・鳴門線撮影記
早いものでもう6月、ジメジメした季節の到来…のはずが、梅雨を通り越した真夏の暑さで始まりました。それでも6日までに、日本列島は、梅雨のない北海道を除いて、全国的に梅雨入り。
梅雨といえば紫陽花(アジサイ)ですね。ワールドカップ日本代表の初戦が行われた15日、昨年に引き続き2年連続で、四国は「にし阿波」、徳島線のアジサイスポットに出かけました。
板野ICで高松自動車道を出て、ちょっと寄り道します。一般道を30分弱走って、徳島近郊の下浦〜牛島(うしのしま)駅間の生活道路にある「野神踏切」に到着。周りは長閑な田園風景が広がっています。撮影対象は国鉄型気動車キハ47。かつてディーゼル王国と呼ばれた四国でも、新型車両の投入により、キハ47は急速に数を減らしています。画は(☞画を押すと拡大します)、徳島線では1往復だけの運用となったキハ47形2両編成(446D)、撮影時刻は8:49、82mmで撮影。近畿圏で活躍する国鉄色(通称「タラコ色」)のキハ47を見慣れているせいか、水色の「四国色」はかえって新鮮に映ります。
さあ、いよいよメイン撮影地、東みよし町の江口駅付近からつるぎ町半田辺りにかけての「フラワーロード」。昨年は6月最終日に訪れたため、見頃が過ぎていて残念な思いをしました。しかし、今年は本当にベストなタイミング。国道192号に並行する線路が通る築堤には、青、紫、薄紅色、白と様々な色のアジサイが咲き誇っています。ただ、アジサイは2kmにわたって植えられているので、撮影ポイントを絞るのが大変です。
まずは、東みよし町とつるぎ町との境界付近、築堤の土手に人が踏み固めて出来た道を上がって撮ることに。画は(☞画を押すと拡大します)、1500形気動車2両編成(4456D)、撮影時刻は10:46、98mmで撮影。
次のポイントは、江口駅方向に1.5km進んだ東みよし町毛田。画は(☞画を押すと拡大します)、国鉄型特急気動車キハ185系2両編成の「剣山6号」(4006D)、撮影時刻は11:41、脚立を使って86mmで撮影。
徳島線での撮影を終えて、途中で昼食を取りながら、鳴門市まで戻って来ました。せっかくですから、鳴門線で何枚か撮影して帰ることにします。同線は、全長わずか8.5 km、優等列車の運行もない地味なローカル線。でも、線路端をじっくり探せば、結構色々な季節の花が見つかります。
高徳線と鳴門線の分岐駅、池谷駅(いけのたにえき)から阿波大谷駅方面へ500mほど行った県道と線路の間、早咲きのヒマワリが見事に咲いています。ここも昨年訪れましたが、その時は花は終わりかけでした。画は(☞画を押すと拡大します)、咲き揃ったヒマワリの大輪を前景に1500形単行(4964D)、撮影時刻は14:15、195mmで撮影。
終着鳴門駅の一つ手前の撫養駅(むやえき)、少し歩けば鳴門渦潮高校撫養キャンパス。その南側、線路と市道に挟まれた一角に梅雨の季節を彩る花菖蒲(ハナショウブ)が咲いています。しかし、ちょっと遅かったようです。画は(☞画を押すと拡大します)、咲き残ったハナショウブと1500形(4969D)、撮影時刻は14:45、100mmで撮影。
昨日の徳島は梅雨の晴れ間が広がり、最高気温は27度と夏日に。湿度も70%と高く、気温以上に蒸し暑く感じました。当然日差しも強く、腕が半袖焼けしていまいました。
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