'15梅花の「くろしお」撮影記 : 安達司法書士.comブログ

2015年03月02日

'15梅花の「くろしお」撮影記

「一月は行く、二月は逃げる」の言葉どおり、早くも弥生三月に突入です。各地から梅の便りが届くようになりました。


関西で梅の花と言えば、和歌山県。2月最終日、白梅と紀勢本線(愛称「きのくに線」)の列車を絡めることができる、みなべの千里梅林に出かけてきました。


冷水港と283系阪和自動車道を海南ICで降りて、少し寄り道。国道42号の「冷水(しみず)」分岐で右折し、集落外れの高台を目指します。駅からの道順はこちらをご覧ください。昨秋、「トワイライト」編成のツアー列車が運行された際、カメラマンが結構いた道すじも今は静かなものです。画は(クリックすると拡大します)、先頭に「イルカ顔」のパノラマ型グリーン車を繋ぐ283系「くろしお〈オーシャンアロー〉1号」、撮影時刻は9:04、28mmで撮影。基本編成の6両は何とか収まります。


みなべICを出て、国道424号、同42号と進み、「千里の浜」の小さな標識(向かいはホテルの大看板)で左折。梅の香が漂う丘陵地を進みます。ICからの詳しい道順はこちらをご覧いただくとして、週半ばの雨と前日の風で散ってしまったのではないかと心配したが、花はまだしっかり残っていました。


千里梅林と381系当日は晴れて暖かく、セーター1枚で十分でした。海から吹く風を感じながら列車を待ちます。画は(クリックすると拡大します)、白梅の間を抜けるように走り去った381系基本6両編成「くろしお14号」、撮影時刻は10:48、260mmで手前の花をボカシて後追い撮影(いわゆる「ケツ撃ち」)。車体を内側に傾けてカーブを通過する、振り子式電車らしい姿を俯瞰で捉えた。

千里梅林と283系「くろしお」に使用されている車両のうち、283系は予備編成がないためフル稼働。基本編成が車両検査等で運行できない場合は、付属編成を2本繋いだ変則6両編成が代走します。画は(クリックすると拡大します)、梅林を駆け抜けるいつもと違う顔の283系「くろしお〈オーシャンアロー〉9号」、撮影時刻は13:17(18分遅れ)、112mmで撮影。


オーシャンブルーの381系「くろしお」は、今秋を目途に完全引退することが決定しています。千里梅林と381系パノラマ編成とのコラボは、これで見納め!


白梅と「いちご電車」紀勢本線とセットで訪れることが多い和歌山電鐵・貴志川線。海南ICから20分ほどの距離ですから、今回も帰りがてら寄ってみることに。伊太祈曽(いだきそ)駅前から県道13号を山東(さんどう)方向に行くと、2年前と変わらず線路沿いにこじんまりとした梅畑があります。画は(クリックすると拡大します)、白梅の横をガタゴト走り抜ける赤いイチゴをデザインした2270系「いちご電車」、撮影時刻は16:35、105mmで撮影(トリミングあり)。大きく西に傾いた太陽に照らされて光る車体、満開の梅の花も輝いて見えました。


三月は本降りの雨で始まりました。雨の中、C57-1号機が牽引する「SL北びわこ号」、ラストランまで残り僅かの「トワイライトエクスプレス」を撮りに湖北・湖西に出向かれた皆さん、お疲れ様でした。

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この記事へのコメント

1. Posted by のまち10   2015年03月05日 23:55
4 管理人様

今晩は。梅林の中を駆け抜ける振り子電車、春本番を待ちわびているみたいです。
この振り子電車も秋には引退するんですね。近づいてみると、かなり車体が傷んでいましたので、新宮電化から37年間、頑張って走ってきましたね。

のまち10さん、いつもありがとうございます。
381系「くろしお」の引退もやむを得ないですね。
仰るとおり、老体に鞭打って日々走り続けたのですから。
   ---安達司法書士---

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