2021年05月28日
さよなら SL北びわこ号
JR西日本が5月21日(金)、新型コロナ感染拡大の影響により運行を休止していたSL北びわこ号の運行を終了すると発表。同列車で使用している客車では、煤煙の影響の少ない換気が困難であることや、部品の入手といった保守面の問題もあることを理由に挙げています。
そこで今回は、湖北路を駆け抜けたSL北びわこ号の写真とコメントを再編集してお送りします。ぜひご覧ください。
SL北びわこ号の魅力は?と聞かれたら、私は迷わず雪景色の中を力強く走る姿と答えます。10年近く前の冬、姉川堤防手前の田園を訪れると、数日前に降った雪が融けずに残っていて、なかなかいい雰囲気を醸し出していました。画は(☞画を押すと拡大します)、白煙を上げて雪の土手を駆け上がるC56形蒸気機関車(愛称名:ポニー)+12系客車5両編成、撮影日時は2012/02/05 13:35、54mm相当で撮影。−〔地図〕−
そして、雪をかぶった伊吹山をバックに走るシーンも印象に残っています。人気のポイントには何度か足を運びましたが、伊吹山がくっきり見えたのは数えるほどしかありません。画は(☞画を押すと拡大します)、伊吹山を背景に姉川堤防へと進む「SL北びわこ3号」、撮影日時は2013/02/03 13:36、カメラマンの三脚が林立する農道から210mm相当で撮影。−〔地図〕−
コロナ禍前の数年間、冬の運行がなくなり、長浜からすっかり足が遠のいていました。結果的に12系客車の先頭に立つD51-200号機の雄姿は撮れずじまいに…。画は(☞画を押すと拡大します)、煙を吐きながら長浜駅に向かうC56-160号機が牽引する「SL北びわこ1号」、撮影日時は2017/03/05 10:17、線路端から50mmでローアングル撮影(トリミングあり)。−〔地図〕− さよなら。そして、ありがとう。
3回目の緊急事態宣言が6月20日まで再延長されることになりました。我慢の日々はいつまで続くのでしょうか。
ランキングに参加中…クリックをお願いします.